2019年を振り返り

こんにちは!踊り大好き、小粋な舞踊家香代乃姐さんです。

またまたあっという間に一年が経ち、すでに師走となりましたが皆さんお元気でしょうか?

2019年は病気もせず、健やかに一年を過ごすことができました


毎日を幸せにそして安心して暮らせる事は本当にありがたいことです


意気込んで始めたブログですが、去年の年末以来です😂

ここで一年を振り返り、また来年への抱負などもまとめてみたいと思います


令和元年を迎え、新たな気持ちで一年を過ごしたように思えます

特に11月には香代乃の会の初めてのおさらい会を無事終える事が出来、感慨無量でした


そもそもたかだか1年半の香代乃の会の生徒さんが日本舞踊なんて踊れるの?

と多くの人達から聞かれました


そうです まだまだです💦💦


でも目標を持って自分を追い込まないとなかなか人前で踊れるようになんかならないんですよ〜!


と生徒さんを叱咤激励


そして、人前で踊ることはできないと、途中二人脱落😨😨😨


仕方が無い。皆それぞれ踊りを始めた理由は違いますからね。それでも結構ショックなもので、鉄のハートを持った姐さんも落ち込むわけです


しかし、相変わらず立ち直りは早いブー🐷


踊りを好きな子だけが残ってくれればいい

頑張る生徒さんには精一杯厳しく教えよう

そのためには自分にも厳しくなくてはならない

そう、教えることで自分が学ばせていただくんだ

と、自分を戒める 


色々な意味でサラリーマン時代とは異なる多様性があります

しかもここは英国🇬🇧

多様性への尊重は香代乃の会に掲げているテーマの一つですが、踊りに対する気持ちは基本的に同じような人達が集まるべきなんじゃないかと思います

ここを外すと、何のためにお教室を開いたのかがわからなくなってしまう😏


さて、そんなこんなの2019年をざっと振り返ってみましょう


2月 ロンドン大学CSSD(Royal Central School of Speech & Drama)で の日本舞踊ワークショップ

踊りの生徒さんであるステファニーさんからのお話でプレゼンテーションとロンドン大学の学生さん達とのワークショップを行わせていただきました。20ページ以上のパワーポイントの準備が大変でしたが、通常のワークショップよりも深く掘り下げる事が出来たと思います。

3月 香港での稽古 長唄娘道成寺

長唄 娘道成寺の稽古が始まりました。2年かけて習得します!

娘道成寺は日本舞踊の中でも人気トップの演目です

振りの難しさのみでなく、小道具の使い分けや、舞台では10キロ以上の衣装かつらで約1時間。体力も要求される難しい演目です

まさしく、身が引き締まる思い

5月 ブレントクロスでの日本舞踊ワークショップ

大学生の文化交流プロジェクト

お声がかかってとても嬉しかったです

子供達が参加して楽しいワークショプになりました

6月 香港での稽古および高知での若柳流講習会

高知では、通常の講習会に加え、お家元からの娘道成寺の稽古をつけていただきました。感動で胸が震えました

8月 浴衣の会、ロイヤルホロウェイ大学でのお能集中トレーニング

浴衣の会では生徒の皆さんや香代乃の会のサポータの皆様と一緒にバーベキューや盆踊りを楽しみました。

今年で2回目のお能のトレーニングでは、喜多流の松井彬先生から本当に多くのことを学ばせていただきました。何と言っても謡の素晴らしさ、そして内面から吹き出る舞の力強さ。自分の弱さに向き合い、それを乗り越えることを学ぶ貴重な機会です。

トレーニングの成果はそのまま11月のおさらい会での創作舞踊に取り入れました。

10月 香港香の会 第12回公演会出演、Dance Around the Worldでの2回目の演舞

長唄花童子という演目をオカッパのカツラに袴で踊らせていただきました。童子ですが、出、口説き、散らしと雰囲気を変えて踊り分けをします。男舞ですが色気も必要とあって、踊りがいのある演目です。

ロンドンと香港という遠距離の中、智香師匠には迷惑ばかりかけています

諦めずに稽古をつけていただき、本当にありがたいという言葉しかありません🙇‍♀‍🙇‍♀‍🙇‍♀‍

カムデンで行われたDance Around the Worldでは、一人の生徒さんが直前でリタイア

こういうこともあります

急遽彼女にMCをお願いし、他の2名の生徒さん達と乗り切りました。この2人の生徒さん達はなんと人前で踊るのが初めて

11月のおさらい会の前に、まずこの舞台を乗り切れれば自信につながるであろうということで決めました。結果は◎😄


11月 第一回香代乃の会おさらい会

香代乃の会おさらい会は今年の春から準備を始めました

まずはシアターを予約し、大まかなプログラムを考えます

まだまだ踊りだけではお客様を満足させることは難しい

そこで以前からコラボの話をしていた魂太鼓に演奏をお願いしました

また、以前からチャレンジしてみたかった創作舞踊の相方に日本大学の日本舞踊科に通われている日比野祐子さん、お琴の伴奏に咲江プランケットさんにお願いし、ロンドンに来て以来本当にお世話になっている田中弘子先生にはご祝儀舞を踊っていただけることになったのです

こういう時はトントン拍子に話が進みます。追い風が吹く時は、迷わず突き進め〜!🐎🐎🐎


生徒さん達のお稽古にも熱が入ります。やはり目標があると人間燃えるものです😄


皆さん踊りの会の準備ってどんな感じだと思いますか?

開始前に流す日本舞踊の歴史のパワーポイント(これはロンドン大学のワークショップの時の資料が役立ちました)、BGMには長唄元禄花見踊で邦楽に慣れてもらって、開始のベルの音もダウンロード(なんだかシアターっぽいでしょう?)。ライティングの細かな指示をエクセルに落とし、ボランティアの方々にお願いする内容も全て書き出します


一部の衣装や小道具も手作り。一年かけて少しずつ準備しましたが…

おさらい会二日前、あーどうしよう最後の縫い物と烏帽子を作るのが残ってる〜😩

ヘルプミー!!!

でもね、いつだって姐さんには助け舟がやってくるのさ🚢

そう!日本から親友の真由美ちゃんがお手伝いに駆けつけてくれたんです

まゆちゃん、到着早々、ビール🍺飲みながらチクチクと縫い物をさせられて…

ごめんちゃい🙇‍♀‍


さて、おさらい会当日はリハーサルの時間が大幅に短縮されてしまいましたが、時間通りに開演

チケットもほぼ完売だったため客席も一杯の中、無事に終了する事ができました


ゲストパフォーマーの皆様、KimonoDeGoのまみこ姉さん、ナレーションの啓子さん、受付のあやちゃんそしてカリンちゃん、カメラマンのジョナサン、そして技術系のコーディーネートをしてくれた愛するジョン様…

本当に本当にありがとうございました🙇‍♀‍🙇‍♀‍🙇‍♀‍


今年学んだことを来年に活かせるよう、そしてもっと成長した香代乃の会をお客様に見て頂けるように頑張っていきたいと思います エイエイオー👊

こう一年を振り返ってみると、正直「まだまだだな…」という感じがします😿

また、お教室を始めた時に抱いていたイメージと微妙に異なる生徒さんとの距離感のようなものもあります

国も時代も違いますので、当たり前のことですね

ただ、あまり気持ちを入れ込みすぎると、それがうまくいかなかった時のショックが強いので、ある意味飄々と、あるがままを受け入れる度量のようなものを自分自身が身につけていかなくてはならないと痛感いたしました😓


踊りの勉強は今後も継続していくのですが、香港・日本とその稽古のために年に何度も行くので、家族の理解とサポートが本当にありがたいことだと思います

これは同時に、一回一回の稽古を無駄にせず、そこで学び得るすべてを吸収するんだという意気込みでないといけないということです

さて、それができたのか?ここも自分自身に問いたいと思います🍀


とまあ、反省点は多々あるのですが、香代乃の会の初めてのおさらい会をやり遂げた充実感はやはり今までの人生の中でも格別でして、また、自分の中にあるエンターテイメント性を再確認する機会となりました

ここロンドンで、もっとみんなをびっくりさせたい。笑顔にしたい。そして感動してもらいたい🎵 

そのためには冒険したっていいじゃない!そんな方向性をはっきりと認識できた年でした


最後に…

今年の9月に初めて日本舞踊を習い始めた時の師匠である花柳寿恵幸先生が70周年の記念舞踊公演を国立大劇場でなされました。先生は年末に95歳を迎えられました。これまで多くのコンクールで栄誉ある賞を受賞され、私にははるか遠いところにいらっしゃる先生です。日本舞踊の面白さを教えていただいたご恩を生涯忘れず、これからも精進していきたいと思います。この場を借りて、先生のご健康と益々のご活躍をお祈りさせていただきたいと思います


世界では、多くの方々が自然災害、内戦、貧困等で苦しんでいます。来年はどうか平和で皆が笑顔で過ごせるようになりますように


皆様におかれましては、どうか良いお年をお迎えくださいませ💖


まだまだ未熟な香代乃の会ですが、令和2年もどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀‍🙇‍♀‍🙇‍♀‍

Kayonono Kai

香代乃の会はロンドンでまだ生まれたばっかりの日本舞踊のお教室です。このブログを通して、少しでも多くの人に日舞の素晴らしさを知ってもらえたら嬉しいな。

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